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開発におけるチーム分けが裏目に出るとき

長く続くプロダクト開発もしくはサービスの開発になると、
よく会社のなかでチーム分けが発生する。
例えば、「開発チーム」、「SEO対策チーム」、「デザインチーム」、「カスタマーサポートチーム」等々。
これらは各々の問題に対する対処をそれぞれのチームが専念できるという点で優れている。
開発チームは開発に専念できるし、カスタマーサポートチームはユーザ対応に専念できる。
しかしこれらが裏目にでることがある。
各チームを統括し、サービスの方向性、サービスの収益性ユーザビリティ性などを考慮した、最終的な舵取りをするひとがいない場合だ。

開発が進んでいくと、
開発チームは、レスポンスタイムが遅くなる機能を搭載するのを拒むようになるし、
デザインチームは、UIが煩雑になるのを防ぐために、新たな情報をのせるのを嫌がるし、
SEO対策チームは、SEO対策のために、ユーザにとって本当に必要でない情報を画面に入れようとするし、
カスタマーサポートチームは、ユーザからの問い合わせ数を減らすために、注意文言をあちらこちらに入れようとするし、
退会数低減対策チームは、退会ボタンをわかりにくい場所に隠すだろう。

これらは、各チームとしては、もっともな判断だ。
各チーム、各社員が課せられている問題に、ただ単に対処しようとしているだけだ。
だが、これらの意見を全て取り入れることはできないし、
できるだけ取り入れたからといって、ユーザにとって使いやすいサービスが生まれはしないだろう。

そこで、
それらのチームの意見を統括する人間が必要になると思う。
その人間は、もちろん各チームの仕事内容やその意見が及ぼすメリット、デメリットを正確に判断しなければならない。
個人的には、そのチームを統括する人間は、完璧でなくてもいいと思っている。
大事なのは、サービスに対し一貫性を持たせることだ。
そのサービスが、使いにくくても機能の充実を重視するのか、
機能を削ってでもシンプルで使いやすいサービスを目指すのか、
色々と方向性はあると思う。それは会社全体で決めることだろう。
そしてその方向性に合致したサービスを提供すべきで、
その方向性から外れだすと、結果的にそのサービスの魅力が低減していくと思う。

ということで、
サービスの方向性の一貫性は非常に大事なだあというお話でした。