この度転職することになりました。
入社日は10月1日なので、正確には転職予定なんですけどね。
転職理由
私は今まで、アウトソーシング(受託とか請負とか派遣)という形で、他の会社のシステム開発に携わってきました。
ただそれって、言われたものを作るだけでつまらなかったんですね。
以前に自社のASPサービスを作成したことがあって、そこで自分で機能やUIや仕様を考えるのがとても楽しかったので、
今回、自社でサービスを作っている会社に入って、サービス作りに直接関わっていきたいなと思い、転職を考えた次第です。
(面接では話す転職理由ほぼそのままw)
ということで、転職先の会社は、
- 自社でサービスを作っている会社
- 出来ればBtoC
- 技術力が高い会社
- サービスが面白そう
といった軸で選びました。
転職する際に参考にしたサイト
「転職会議」
http://jobtalk.jp/
⇒企業についての、いいところ、悪いところが、書かれていて非常に参考になります。
ぜひ登録しましょう。
「キャリコネ」
http://careerconnection.jp/
⇒転職会議と同じく。企業についての、いいところ、悪いところが、書かれていて非常に参考になります。
主要な転職エージェント一覧
http://agent.jobmark.jp/
⇒とりあえず、こんなにあるんだなとおさえておけば大丈夫。
「面接官はコレを知りたい よく聞かれる33の質問」
http://doda.jp/guide/manual/4/002_02.html
⇒非常に参考になります。面接官は大体同じような質問をしてくるので、
このサイトの33の質問にはそらで答えられるように対策をしておいたほうがいいです。
「面接でよく聞かれる質問、困った質問」
http://www.mypress.jp/v2_writers/tenmonbu/story/?story_id=1990921
⇒経験者視点からの記事で、面白く参考になります。
「技術者・SE・プログラマ面接時の技術的な質問事項」
http://68user.blog27.fc2.com/blog-entry-41.html
⇒エンジニアであれば、必ずスキルのチェックのために、技術的な質問はされます。
なので、上記のサイトのように基礎的なこと、今まで自分が触ってきた技術、
もしくは曖昧のまま積み残していた技術は、面接フェーズが始まるまでに、
一度、復習をしておいたほうがいいと思います。
つまり、自分の保有スキルの棚卸ですね。
転職エージェントについて
私は、今回転職エージェントを利用しました。
いわゆるリクルートエージェントやパソナといったやつですね。
ちなみに、この転職エージェント、仕組みを簡単に説明すると、、
転職希望者と企業の間に転職エージェントが仲介に入ってくれて、面接日の調整とか、条件面の交渉とかをエージェントがやってくれます。
なので、転職希望者が企業と直接やりとりすることは、面接時を除くと無いです。
これだけ聞くと非常にいいサービスだなと思うかもしれませんが、
世の中、タダより高いものはありません!
転職希望者は転職エージェントにお金を払わなくてもいいです。
しかし企業は転職希望者が自分の会社に内定が決まった場合、その転職希望者の年収の数割を転職エージェントに払う仕組みになっています。
なので、たとえば転職エージェントの取り分が年収の3割だとして、転職希望者の年収が500万だとすると、
150万ものお金を企業は転職エージェントに払わないといけないのです。
この仕組みは絶対に頭に入れておくべきです。
もし、転職エージェントを通さずに企業に転職した場合と考えると、企業はその150万のお金を浮かすことができます。
要は転職エージェントを通すことで、転職希望者は転職のハードルが上がると考えたほうがよいでしょう。
まあ、儲かっている会社、そこそこの規模の会社が、いい人材と手に入れるためにこの程度のお金を惜しむとは思いませんが。
しかし、転職エージェントを利用することにメリットはあります。
- リクナビNEXTやfind jobなどの、ネット上に載っていない求人がある。
- 企業とのやりとりを自分でしなくていいので、楽。
- 職務経歴書のチェックや修正のアドバイス、面接の練習をしてくれる。
- これが一番のポイントですが、その企業の面接対策情報を教えてくれる。
面接対策情報とは、過去の転職希望者がその会社に面接に行ったとき、どんな質問をされたか、面接官はどんな人だったか
といった情報です。ここの「どんな質問をされたか」は非常に有意義な情報で、知ってるのと知らないのでは大きく違います。
なので、今回私は、転職エージェントを利用しました。
そしてどっかのサイトに載っていた「転職エージェントは複数利用しろ」というお言葉にのっかって、
リクルートエージェント、パソナ、Type、JACリクルートメントを利用しました。
なぜ複数利用したほうがいいかですが、
- 各転職エージェントがもっている求人にばらつきがある。
- 転職エージェントの担当の人間に、有能な人、駄目な人の差があるので、駄目な人に当たってしまった時の対策として
が理由にあげられます。
各転職エージェントの特徴(個人的な感想と体験談に基づくものです)
リクルートエージェント
良いところ:
- 企業が転職エージェントに支払う金額が少ない。(年収の17%くらい)
- 担当の人間の仕事は正確。さすがリクルートといった感じ。
- 案件が豊富
悪いところ:
- エージェント一人ひとりが抱える案件が多いので、転職希望者に対するサポートが薄い。酷いときは放置される。
Type
良いところ:
- 案件がまあまあ豊富
- サポートはそこそこしてくれる。
悪いところ:
- 仕事が荒い。伝え漏れが結構発生していた。
面接の前に、やっておくべきこと
面接の練習
これは確実にやったほうが、いいです。まずは部屋で一人、何回も自己紹介と転職理由と自分の長所短所を繰り返し声にだして練習したほうがいいです。
あとは、転職エージェントの方にお願いして、模擬面接をしてもらってもいいかと思います。
自分が携わった技術をもう一回復習する。できればネットで再勉強する。
⇒過去にやった技術は絶対面接の時に聞かれます。この時に、あやふやな答え方とすると、この人間は技術をきちんと根底から理解せず、
適当にごまかしながらやってきたんだなと思われます。
企業研究
その企業が作ってるサービスは、事前に研究しておいたほうがいいです。
たとえば、そのサービスを実際に使ってみて、どんな機能があるのかとか、
そのサービスの良い点、悪い点をリストアップしてみるとかです。
企業側からすると、自社のサービスに興味がない人間、改善点を挙げられない人間に、自社のサービスは任せられないといった感じでしょうか。
面接でも、「うちのサービスは使ったことあるか?」「うちのサービスの良い点、悪い点を上げてみて」「うちのサービスを今後どのようにしていきたいか聞かせてくれ」というのはほぼ必ず聞かれます。
ここで、バシッと答えられないと、かなりのマイナスポイントです。
もしここで、さっぱり答えられない人間だとすると後は、技術力が物凄く高くない限り面接には受からないと思います。
逆に言うと、技術力が高くなくても、自社のサービスをちゃんと知っていて、改善点を出せる人間は採用される余地が十分にあると思います。
面接を受けるスケジュールについて
理想的には、内定の結果が出る時期が同じ時期になるように、スケジュールを組んだほうがいいです。
たとえば、あまり気乗りのしない会社の内定が早々に出てしまった場合、人間の心理上、もうその会社でいいや!ってなりかねません。
なので、できるだけ、内定がでる時期は固めるように面接のスケジュールは組みましょう
あと、面接は数をこなせばこなすほど、慣れてきます。
最初は緊張して受け答えがあやふやでも5社くらい受けるとそれなりに安定して受け答えができるようになります。
なので、本命の企業の面接は最後の方にしておくべきです。
最初の面接は絶対上手く行かないので、最初の面接は落ちてもいい企業にしておきましょう。
結果
大体8月の後半から本格的に転職活動を始めて、9月の中旬くらいに終わりました。
最終的に内定をもらったのが5社と、かなりいい感じの結果だったと思います。
5社も内定でるなんて、就職難はどこいったって感じですねぇ。
で、たくさん内定出たのはいいけど、じゃあどの会社に入ろうかとすごーーーく悩みました。(ベットの中で寝ないで12時間悩みました)
いやほんと良い会社ばっかなんですよ。。
自分はずっとJavaをやってきたので、Javaができる会社に入ろうかと思ったんですが、
最終的にはPHPを使って、ECサイトを作っている会社にしました。
いやーあんなに嫌いなPHPさんとこれから仲良くしていくことになろうとは…、人生何があるか分からないですね。
で、なぜこの会社にしたかなんですが、
- 今後Javaだけしか使えないエンジニアは潰しが効かない気がした
- Java以外の言語も業務レベルで使えるようになりたい。サーバー、インフラ周りもやりたい。
- この28歳というタイミングで、全く違う新しい環境に飛び込むという博打をしてみたくなった。
- 作っているサービスが個人的に一番好きだったから
といった理由ですね。
たぶんエンジニア、そして社会人として安定性を選んで、今までどおりJavaでしかも大企業に入ることも出来たのですが、
今安定性を選ぶと後々後悔しそうなので、安定性を捨てて、チャレンジングな選択をしてみました。
この博打が成功するかは、後にならないと分からないですが、
まあこんなことが出来るのも、きっと、一生のうちで今しかないと思うので。
あと、以下の岡本太郎さんの言葉が参考になりました。
「危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ。」
転職が成功した理由は
内定が5つも出るという自体に転職エージェントの方もびっくりされていましたが、
こんなにいい結果が出た理由を分析してみようと思います。
一番の理由は、
「Androidアプリを作っていたから」
これに尽きると思います。
要は、自分で何かサービスやアプリやOSSを作っていると、ものすごーくアピールになります。
軽い気持ちで始めたAndroidアプリ作りですが、まさか、こんなところで評価されるなんて、当初は思いもよりませんでした。
FxCamera開発者のやましたさんも言ってましたけど、まさに「Android changes my life」ですね。
ということで、もし転職を考えている方がいれば、転職活動の前に、自分でサービスやアプリを作って公開しておくと、
アピールになると思います。
今だとWindows Phoneアプリがまだブルーオーシャンなので、突撃するにはいいと思います。
総括
今月は有給を消化するために、ずっと休みだったんですが、それでも疲れました。
転職活動は得体のしれない力を使いますね。
でも、無事転職先が決まってよかったです。
さあ、これからどうなるのかさっぱり分かりませんが、
なんとかいろんな方のお役に立てるように精一杯頑張っていこうと思います〜。